ミュージカル『町田くんの世界』
ミュージカル『町田くんの世界』
全27公演。
改めて、皆様ありがとうございました。
気づけば1週間以上が経ってしまいましたね。
圭吾さんが千穐楽後に
「終わりたくなかったなー。」
と、ボソッと呟いていらっしゃって。
僕も同じ気持ちで。
もちろん本番の幕を無事に開けて、無事に閉じられる事がどれほどの喜びかはよくわかっています。でも、終わってしまう切なさもあり。
千穐楽後はそんな気持ちでした。
あんなに大先輩の圭吾さんや、わたるさんがいつも大きな愛で包んでくださって。千穐楽ではこのカンパニーに対する気持ちが溢れている瞬間をみて、胸がジーンとしました。
このカンパニーは
どんなに小さな事でも全員で話し合い、解決して共有していきました。
皇輝がいつも先頭にいてくれて
最後尾では、スウィングのりっちゃん、かいてぃーがみんなを見守って、支えてくれていました。
思えば、稽古初日。
再演が決まってからあの再始動の日を
ずっっと楽しみにしていたせいで
前日は僕、眠れなかったのです。笑
それくらい楽しみにしていた稽古初日。
久しぶりに会う皆さんと挨拶を交わした時、
なんだかちょっぴり小っ恥ずかしさと、
また一緒にこの世界をみんなで生きられる喜びに僕は溢れいてました。
隣には今回から加わった栄さん役、真絢。
僕は一言交わしただけで
「栄さんが真絢で良かった、と。そう思える子に出会えた」って直感で思いました。
0を1にする大変さも難しさも初演を経た再演組は知っていて、きっと不安もたくさんあったと思うのに、真絢は周りに大変さを微塵も感じさせない人柄の良さと周りを明るくするチカラが凄くて、そんな真絢の姿を隣で見ていて、本当に尊敬していました。
いつの間にか僕が真絢を頼らせてもらったり。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために。」
じゃないですけど、本当にそんな空気感が自然とあった気がします。
本番では、初演の栄さん役瑠希も観に来てくれて2人の栄さんには氷室くんとしても、僕としても、本当に感謝しています。
2年ぶりの町田くんの世界の稽古は、
ワクワクが止まらなかったです。
久しぶりに発するセリフ。歌。
盆の重さ、階段のつらさ。笑
小道具に対しても「うわーこれこれ!久しぶり!」なんてものもたくさんあって。
枕なんて、もう愛情が止まらない。笑
あの大きなセットは今回も自動式じゃなくて
完全手動。人の力で回してたあのセット。
あれにもきっと意味があると僕は思ってて。
あの盆は、この地球、この世界を物語っているように感じていました。
世界は1人では回せないし、動かせない。
けれど、誰かと気持ちを共有し、心を一つにすれば動かしたいように動かせる。回せる。
あの盆を回している時は誰かと繋がっている気がして、AIやスマホの普及は現代には欠かせないくらい必要なものになっていますが、同時に人の温もりを肌で感じる事の機会が減りがちな今の世界に、人の力だけで回したあのセットは、まるで人と人を繋いで温かい気持ちが直接伝わるような。今の世界に大切な事が沢山詰まった空間だった気がします。
再演という事で、前回の事をそのまんま再現するのかなって思ってたんですけど、変わらない部分と進化した部分や、深化した部分。舞台の可能性って無限なんだなっていう事をウォーリーさんや仲間であるキャストの皆様、スタッフの皆様に教えてもらいました。たしかに大変だった稽古期間ですが、それ以上に稽古するのが楽しくて、毎日稽古場に行くのが楽しかったなー。
稽古場最終日には1人ずつ稽古を終えての
今の心境を語り合う時間がありました。
各々が思い思いの気持ちを込めて言葉をみんなに届ける姿をみていて。その言葉が
とても、とても、皆さん温かみがあって。
「あ、僕はこのカンパニーの為に
これから始まる本番も最大級の愛を注ごう」
って。そう強く思いました。
そのカンパニー全体の、この愛は、
きっとお客様にも届くと信じて。
そして世界に届くと信じて。
2年前も頼もしい座長だった皇輝ですが
久しぶりにみた背中は、なんだか儚くも強い背中でいつの間にか2年前とは比にならないくらい僕は彼を好きになっていて、これこそが皇輝の持つ魅力な気がしました。
-人の魅力なんてさ、言葉にできるものだけじゃないよ。ってそんな事、町田くんが一番知ってるじゃん。人が好きなんでしょ。-
まさに。
言葉にできない魅力が詰まった皇輝。
そりゃ人から愛される存在だわ。
そんな本人は人を愛しているし。
町田くんすぎる。笑
本当にすごい。
そしてそして。
全27公演。劇場へお越しくださった皆様。
お心お寄せくださった皆様。
本当にありがとうございました。
劇場でお手紙や贈り物をくださった皆様
いつも励みになっておりました。
素敵な感想や言葉の数々。
この『町田くんの世界』が届いているんだな、と。いつも感動しておりました。
再演。
できて良かったって。
心の底から思っておりました!
本当にありがとうございました。
公演が終わった今、寂しさというか
抜け殻というか。
そんな気持ちが未だあります。
もっとあの世界を回したい。
町田くんの世界に今日も行きたい。生きたい。
でも舞台は千穐楽を迎えると
儚くそれぞれの道へと散っていきます。
あの世界に戻りたいなー。
と思っても
僕らには"明日"がやってきます。
現実と気持ちの矛盾で
どこかフワフワした気持ちが残っています。
でも。
僕らは町田くんの世界を確かに生きて
それはきっと誰かの気持ちの中で生き続けていると信じています。
それぞれの道へと進んでいる皆さんが
今日もどこかで頑張っていると思うと
町田くんの世界から貰った温かな気持ちを
大事に抱えて
僕は"今日"も"今日"の世界を回していきます。
その進んでいった未来で、また皆さんと会えると信じて。
もしかしたら、この世界は
昨日よりも今日。
今日よりも明日。
鮮やかな色になるかもしれない。
そんな希望をもらったから。
-世界は、気持ち。気持ちは、世界-
ですからね。

最大の愛を込めて。
ありがとう!!